UPSバッテリー交換の時期について
無停電電源装置(UPS)に搭載されているバッテリーには寿命があります。
バッテリー寿命は、使用環境(特に周囲の温度)によって変化します。
バッテリーの交換時期の目安を過ぎた場合は、お使いの環境を考慮しながら交換を検討しましょう!
また、耐用年数を超えた機器についても、買い替えの判断をすることが重要です。
多くの方が「いつ交換すべきか?」と疑問に思われるかもしれません。安全かつ安定した運用を維持するために、適切なタイミングでのバッテリー交換をおすすめします。
使用温度条件 | 既存商品 (SMT/SRT/RS/ESシリーズなど) |
---|---|
5℃ - 25℃ | 4年 |
30℃ | 2.8年 |
35℃ | 2年 |
バッテリー交換の目安
バッテリーの容量は新品時を 100%とすると、約
50%を下回ると警告が表示されます。
このタイミングで交換用バッテリーのご購入・交換をおすすめします。
バッテリーの容量が半分になると、バックアップできる時間 ( ランタイム )
も約半分になります。 また、寿命を超えてバッテリーを使用していると、思わぬ障害を発生させることがあります。
※使用環境によって異なる
警告サインについて
➡ 「ピーピー」という警告音
➡ 電源ランプの赤と緑の交互点灯(ES シリーズ)
➡ ディスプレイに[バッテリーアイコン]マークの表示
➡ 赤いランプが点灯したら、バッテリー交換のサイン
※バッテリー交換のサインが出た場合には必ずバッテリーを交換をお願いいたします。

バッテリーの交換方法
下記の表に掲載のないものはシュナイダーエレクトリック社のWebサイトで確認できます。
機種ごとのバッテリー交換方法について、シュナイダーエレクトリック社のWebサイトで解説しております。
APC ブランド UPS 交換用バッテリーキット型番対応表 | |||
---|---|---|---|
UPS 型番 | 交換用バッテリー キット型番 |
UPS 型番 | 交換用バッテリー キット型番 |
BE550M1-JP | APCRBC122J | BR550S-JP | APCRBC122J |
BE750M2-JP | RBC17J | BR1000S-JP | APCRBC123J |
BR400S-JP | APCRBC122J | BR1200S-JP | APCRBC124J |
SMT500J | APCRBC137J | SMT1K2RJ1U | APCRBC88J |
SMT750J | APCRBC137J | SMT1500RMJ2U | APCRBC133J |
SMT1000J | RBC6L | SMT3000RMJ2U | APCRBC145J |
SMT1500J | APCRBC139J | SRT1000XLJ | APCRBC155J |
SMT2200J | RBC55J | SRT1500XLJ | APCRBC141J |
SMT3000J | RBC55J | SRT2400XLJ | APCRBC152J |
SMT750RMJ1U | RBC34L | SRT5KXLJ | APCRBC140J |
BK750M-JP | なし(交換不可) | BE425M-JP | なし(交換不可) |
互換バッテリーの落とし穴
UPS 本体との整合性が取れていないため、
セルフテストや交換通知機能が正しく動作しないことがあります。
内部構造や安全基準が異なるため、過熱・膨張・液漏れなどの安全リスクが高まります。
互換バッテリーを使用した場合、シュナイダーエレクトリックのサポートをお受けできません。
純正バッテリーを利用するメリット
-
確かな信頼性
厳格な品質管理基準をクリアした純正バッテリーは、突然の障害リスクを最小限にシュナイダーエレクトリック認定の部品で、一貫した性能と期待通りの長寿命を実現 -
完璧な互換性
UPS 本体との完全な適合性により、最適な電力供給と正確な残量表示を提供
システム全体の安定性を最大化し、予期せぬシャットダウンによるデータ損失を防止 -
優れた安全性
純正品の使用により、発煙・発火などの危険リスクを大幅に低減
厳しい安全基準に適合し、お客様の重要機器を確実に保護 -
確かな信頼性
厳格な品質管理基準をクリアした純正バッテリーは、突然の障害リスクを最小限にシュナイダーエレクトリック認定の部品で、一貫した性能と期待通りの長寿命を実現 -
製品保証の維持
純正バッテリー使用で UPS 本体の保証継続をサポート
純正バッテリーキット自体にも安心の保証付き -
本体への影響 / 製品サポート&バッテリー品質
非純正バッテリーを使用した場合、シュナイダーエレクトリックのサポートは受けられない
非純正バッテリーは寿命が短く、性能も純正品に劣る -
環境保全への取り組み
バッテリーは産業廃棄物のため不燃ごみとしては廃棄できない
シュナイダーエレクトリックでは使用済みバッテリーの回収プログラムがあり、 適切な廃棄とリサイクルが可能
廃棄電子機器は、急増している廃棄物の一つで、効率的な回収やリサイクルが求められています。シュナイダーエレクトリックでは、環境に配慮した製品回収プログラムを提供し、製品寿命終了時の管理指示
(EOLI*) を案内しています。
EoLI* は「End of Life
Instructions」の略で、EoLI(製品寿命終了指示)は、製品が使い終わったときにどうすれば良いかを示すガイドのことです。具体的には、PEP(製品環境プロファイル)に含まれる情報、たとえば製品の部品やリサイクルできる割合をもとに、リサイクルや廃棄の方法をより良くするための指示を提供します。これにより、製品を環境に優しく処理できるようになります。
使用済み製品 (UPS/ アクセサリ / 鉛蓄電池 / リチウムバッテリー / ラック
/PDU など)の回収が可能になり、 回収場所も 8 か所 (神奈川 / 静岡 / 愛知
/ 大阪 / 広島 / 宮崎 / 石川 / 宮城)
に増えました。(送料はお客様ご負担となります)
使用済み製品 (UPS/ アクセサリ / 鉛蓄電池 / リチウムバッテリー /
ラック /PDU など) の回収が可能になり、 回収場所も 8 か所 (神奈川 /
静岡 / 愛知 / 大阪 / 広島 / 宮崎 / 石川 /
宮城)に増えました。(送料はお客様ご負担となります)
詳しくはこちら:https://www.se.com/jp/ja/work/support/product-support/recycling-options.jsp