【2025年版】価格帯別PCモニター比較ガイド|1万円台〜5万円以上まで徹底解説!

「とにかくコスパ重視で選びたい」
「結局どの価格帯が自分に合っているのか分からない」
そんな悩みを抱えている方は、少なくありません。PCモニターは、価格によって性能や機能が大きく異なるため、なんとなく安いから、高そうだから、という理由だけで選んでしまうと、「思っていたのと違う…」と後悔してしまうケースも。
本記事では、1万円台のシンプルな入門モデルから、5万円を超えるプロフェッショナル仕様まで、主要な価格帯ごとに特徴や用途に応じた選び方を丁寧に解説します。「この価格帯であればこういう人におすすめ」「このスペックがあればこれには十分」といった具体的な指針も掲載しているので、初めてモニターを購入する方にも安心です。
テレワーク、動画視聴、ゲーミング、クリエイティブ作業など、目的と予算のバランスを見極めながら、自分にぴったりの一台を見つけるためのガイドとしてご活用ください。
- 目次
- 1.モニター価格の目安とスペック比較表
- 2.【1万円台】最低限揃ってる入門モデル
- 3.【2〜3万円台】テレワーク・ゲームの両立モデル
- 4.【4〜5万円台】WQHD〜4K対応・USB-C給電対応の上位機
- 5.【5万円以上】プロフェッショナル向け|映像編集・色管理に特化した高精細モニター+Mini LED対応
- 6.価格帯別おすすめモデル紹介+商品リンク
- 7.よくある質問(Q&A)
- 8.まとめ|“価格だけじゃない”後悔しないPCモニター選びを
1. モニター価格の目安とスペック比較表
PCモニターは価格帯によって、搭載されている機能やスペックに大きな違いがあります。
「できるだけ安く済ませたいけど、どこまでスペックを妥協していいのかわからない…」
「高いモデルは魅力だけど、自分にとって必要かどうか判断できない…」
そんな方のために、まずは価格帯ごとの基本スペックの傾向や違いを、ひと目でわかる表にまとめました。
全体像を把握することで、自分に合った予算感やスペックのバランスを明確にしやすくなります。
まずはここで、PCモニター選びの基準を整理してみましょう。
項目 | 【1万円台】 入門モデル |
【2〜3万円台】 バランス型 |
【4〜5万円台】 上位モデル |
【5万円以上】 プロ仕様 |
---|---|---|---|---|
想定用途 | 学習・事務作業 | テレワーク・ゲーム | 高精細な作業・映像視聴 | 映像編集・写真加工 |
サイズ目安 | 21.5〜24インチ | 23.8〜27インチ | 27〜32インチ | 27インチ以上 |
解像度 | フルHD (1920×1080) |
FHD〜WQHD (2560×1440) |
WQHD〜4K UHD (3840×2160) |
4K UHD以上 |
パネルタイプ | TN/VA/IPS | IPS中心 | 高性能IPS/VA | 高色域IPS/有機EL/MiniLEDなど |
リフレッシュレート | 60Hz〜 | 60〜180Hz対応あり | 60〜 | 120Hz以上あり |
応答速度 | 5ms〜8ms前後 | 1ms〜5ms | 1ms〜4ms | 1ms以下のモデルあり |
主な機能 | フリッカーフリー/ 基本端子 |
高さ調整/ ブルーライト軽減 |
USB-C給電/HDR/ 広色域 |
AdobeRGB/HDR10/ |
接続端子 | HDMI/VGA | HDMI/DisplayPort/ USB-C |
HDMI/USB-C/DP | USB-Cハブ搭載・多端子 |
スピーカー | 非搭載が多い | 内蔵あり/音質控えめ | 高音質モデル増加中 | スタジオ品質モデルも |
おすすめ商品 |
【IO】 DI-A241DB 【PHILIPS】 24E2N2100/11 |
【iiyama】 GB2470HSU-B6 【PHILIPS】 27E1N5600AE/11 |
【JAPANNEXT】 JN-28IPS120UHD-HSP 【PHILIPS】 279P1/11 |
【BENQ】 MA270U-JP 【BENQ】 MA320U-JP |
2. 【1万円台】最低限揃ってる入門モデル
「できるだけ安く抑えたい」「とりあえず映ればOK」というライトユーザーにぴったりの価格帯。
学習用途や事務作業、オンライン授業やYouTube視聴など、シンプルな使い方ならこれで十分対応できます。
解像度:フルHD(1920×1080)
サイズ:21.5〜24インチ程度が主流
接続端子:HDMI+VGAが基本構成(DisplayPortやUSB-Cは非対応)
内蔵スピーカー:非搭載モデルが多め
その他機能:高さ調整・回転機能なし/色再現性・明るさは控えめ
必要最低限の仕様に絞ることで価格を抑えたモデルが中心。
長時間のクリエイティブ作業には不向きですが、サブモニターや入門機としてはコスパ抜群の選択肢です。

3. 【2〜3万円台】テレワーク・ゲームの両立モデル
「仕事にも使いたいけど、たまにゲームや動画も楽しみたい」
──そんな日常使い+αの快適さを求める方にぴったりの価格帯。
家庭用として最も人気のゾーンで、コストパフォーマンスと機能のバランスが非常に優れています。
解像度:FHD(1920×1080)〜WQHD(2560×1440)
→WQHDなら複数ウィンドウを並べても文字が潰れず快適
サイズ:23.8〜27インチ
→テレワークデスクにも収まりやすく、画面分割にも対応しやすい
搭載機能:高さ調整・スイーベル(左右回転)・フリッカーフリー・ブルーライトカット →長時間作業による目や肩の負担軽減に効果的
パネル種類:IPSパネル搭載モデルが増加中 →視野角が広く、発色もナチュラルで映像や資料閲覧に適正
テレワーク、リモート会議、Webブラウジング、軽いゲームまで幅広くこなせる万能モデルが多数。
「何を選べばいいかわからない」人は、この価格帯から選べば大きな失敗はしません。
4. 【4〜5万円台】WQHD〜4K対応・USB-C給電対応の上位機
「もっと快適に作業したい」「画面が狭くて効率が悪い」──
そんな作業環境への投資”を考える人におすすめなのがこの価格帯。
WQHD〜4Kの高解像度表示や、USB-C給電対応などの先進機能を備えたモデルが揃います。
解像度:WQHD(2560×1440)〜4K UHD(3840×2160) →小さな文字や複雑な表もくっきり見える高精細表示
サイズ:27〜32インチ →広い作業領域を確保でき、複数アプリの同時表示も余裕
接続&機能:USB-C(映像出力+ノートPC給電)/HDR対応/広色域(sRGB 100%以上) →ケーブル1本でスマート接続ができ、デザイン・映像編集作業にも好適
外観・質感:スタイリッシュなベゼルレスやアルミ素材を採用したモデルも豊富 →デスク周りを洗練された印象にアップデート
テレワークの生産性アップはもちろん、Excel作業の効率化、画像・映像編集の精度向上にも大きく貢献。
「機能もデザインも妥協したくない」あなたにぴったりのゾーンです。

5. 【5万円以上】プロフェッショナル向け|映像編集・色管理に特化した高精細モニター+Mini LED対応
「色の再現性に妥協できない」「完成品の品質を画面上で確認したい」──
そんな映像クリエイター・写真家・デザイナーなど“見ること”にこだわるプロフェッショナルのための価格帯。
ハードウェアキャリブレーションや色域対応はもちろん、Mini LEDなどの先進技術を搭載したモデルも登場し、表現力の次元が変わってきています。
解像度:4K UHD(3840×2160)以上/HDR10やDisplayHDR 600対応モデルも豊富 →ピクセル単位の細部まで見逃さない。HDR対応で明暗の階調表現も圧倒的にリアル
色再現性:AdobeRGB/DCI-P3 95〜100%以上対応 →印刷・映像・放送基準の色空間に準拠し、精密な色管理が可能
サイズ:27〜32インチが主流(キャリブレーション対応モデルあり) →作業領域を広く確保し、パネル配置やUIが快適に展開できる
主要機能:ハードウェアキャリブレーション/USB-C(映像+給電)/広色域表示/均一性補正 →正確な色表示・スマートな接続性・作業の快適性をすべて兼ね備えた仕様
注目ポイント:Mini LED対応モデルとは?
Mini LEDバックライトは従来技術に比べて、
圧倒的に細かいローカルディミング制御が可能。
コントラスト比が極めて高く、黒が“しっかり締まる”
HDR映像の明暗表現が繊細かつ立体的に均一な輝度分布により、画面全体が美しく引き締まる
これにより、暗所でのカラーグレーディングや映像編集の精度が飛躍的に向上します。
「ハードだけで色が正確に見える」──そんな理想的な映像環境が、Mini LEDで実現可能です。
5万円以上のモニターは、“色を見る”ことが本業の方にこそ選ばれる道具。
予算に対してリターンの大きい領域であり、
仕上がりの品質・効率・信頼性を重視するなら間違いなく検討すべき価格帯です。

6. 価格帯別おすすめモデル紹介+商品リンク
価格帯ごとの特徴やスペックの傾向を踏まえたうえで、実際に購入できる具体的なモデルをピックアップしました。
ここでは、dショッピングなどで取り扱いのある注目機種を中心に、用途やスペックごとにおすすめのモデルをご紹介します。
「どれを選べばいいか迷ってしまう…」という方も、この一覧を参考にすれば、自分に合った1台がきっと見つかるはずです。
性能・機能・コスパのバランスを見ながら、理想のモニターを手に入れましょう。
① コスパ重視のベーシックモデル1万円台〜2万円台前半
② 在宅ワーク&ゲーム両立モデル2万円台中盤〜3万円台
③ クリエイター&高精細モデル4〜5万円台中心
④ プロフェッショナル&映像制作特化 5万円以上
7. よくある質問(Q&A)


8. まとめ|“価格だけじゃない”後悔しないPCモニター選びを
PCモニター選びでは、「価格=性能」がある程度リンクしているのは事実です。
ただし、高ければ正解というわけではなく、自分の使い方に本当に必要なスペックを見極めることが、
後悔しない最大のポイントです。
1万円台:事務作業や動画視聴など、最低限の機能でOKなライトユーザー向け
2〜3万円台:テレワークやゲームなど、快適さとコスパのバランスを重視したい方に
4〜5万円台以上:4K解像度や色再現性などが求められる、編集・制作系のプロユース向け
どの価格帯にも「その価格なりのベストな選択肢」が存在します。
まずは“自分が何に使いたいのか”を明確にし、それに見合ったスペックと価格帯を照らし合わせて選ぶことが重要です。
この記事が、あなたにとって最適な1台と出会うきっかけになれば幸いです。日々の作業や趣味がより快適で充実したものになりますように。