おしゃれで機能的なカメラストラップ【サクラカメラスリング】の制作秘話を聞いてみた!

おしゃれで機能的なカメラストラップ【サクラカメラスリング】の制作秘話を聞いてみた!

2018/10/29

今、カメラストラップにこだわるカメラ女子たち(男子も!)の注目のマトがストールみたいな「サクラカメラスリング」。首や肩にずしっとくるカメラの重みが、驚くほど軽くなり、しかもおしゃれで機能的。その工夫のポイントを制作者・杉山さくらさんに聞きました。

この記事のまとめ

    ストールみたい!おしゃれなスリング型カメラストラップは、カメラ女子の救世主!

    カメラの携帯に欠かせないカメラストラップに、今、新風を巻き起こしているおしゃれなストール風のストラップをご存じですか。きれいな発色のやさしく柔らかな布製。見かけだけでなく、その着け心地をいちど経験したら、今までのカメラの重さは何だったの?と思うくらい、痛かった肩や首が驚くほど楽に!そんな話題の【サクラカメラスリング】の魅力と誕生のいきさつを制作者の杉山さくらさんに伺いました。

    ■プロフィール
    杉山さくらさん
    1980年生。(株)Sakura Sling project 代表取締役社長。
    介護福祉士、保育士としての経歴がある3児の母。子育てが落ち着いた頃から写真を始め、毎日カメラを持ち運ぶ事に不便を感じ、子育てにベビースリングを愛用していた経験からストール状のカメラストラップ『サクラカメラスリング』を発案。独学で縫製や起業のノウハウを学び商品化に繋げる。グッドデザイン賞2015受賞。百貨店での期間限定催事や、家電量販店での全国展開など、サクラカメラスリングの拡販に尽力している。

    肩にくい込んで痛い革のカメラストラップ。ふとストールに手が伸びたのが、「サクラカメラスリング」の始まりでした

    私がカメラをつねに持ち歩くようになったのは、3人の子どもに手がかからなくなった30代になってから。愛用のカメラはライカのR6.2という一眼レフです。自分の気持ちのままを写したくて、それを叶えてくれる大好きなカメラなんですが、今主流の軽いミラーレス一眼カメラと違って、昔ながらの機械式なのでずっしりと重い!
    コートを脱いで薄着の季節になると、革のストラップが首や肩にくい込んで痛くて、それに肩もこって、とてもつらかったんです。
    何とか肩や首が痛くならない方法を考えて、カメラストラップにストールを巻き付けてみたことも。でも、撮るときはストールが邪魔になる。いろいろ試行錯誤していました。

    「サクラカメラスリング」以外は使えなくなるほど、カメラが軽い!

    ふと、思いついて革のカメラストラップをストールだけにしてみたら、今まで重かったカメラがびっくりするほど軽い!布だから、しなやかに肩に沿ってカメラの重さを上手に分散してくれるんですね。
    何かいい感じ!思わず鳥肌が立ちました。

    それからは、もうストールのストラップが手放せなくなりました。
    当時は、平日はパートの保育士、週末は代官山のカメラ店でアルバイトと、「週7」で働きながら写真を続けていたその頃、写真仲間から「ストールっておかしいよ」と笑われても、首や肩の解放感を知ったら、もう革や他のカメラストラップには戻れなかったんです。
    そして、ストールのカメラストラップを商品化して起業を決意。ママ友やパパ友などたくさんの方の助言や手助けをいただいて今の「サクラカメラスリング」が誕生しました。

    赤ちゃんを抱くスリングにちなんで「サクラカメラスリング」と命名。布のパターンにやさしさの秘密があります

    「サクラカメラスリング」と名づけたのは、私も自作のベビースリングで3人の子どもを育て、抱っこがとても楽だったからです。布だから赤ちゃんの体重を分散でき、ママにも赤ちゃんにもやさしい。そんなスリングのように、布製のカメラストラップも、首や肩にもカメラにもやさしいことを、ぜひ知ってほしいと思いました。

    その快適さを支えるのが特許取得の布の裁断ライン。2枚の布を絶妙のカーブで裁ち合わせることで、かけ心地と強度をしっかり保ち、カメラの重さを自然に分散できます。また、ストール風の幅に仕上げているので、撮影時も布がもたつくことなく、布のきれいなドレープ感を楽しみながら、おしゃれに撮影できるんです。

    カメラを首がけしても斜めがけしても楽。撮り終わったら、スリング布で包めばバッグインしても安心!

    カメラを持つとき、私は普段は首がけ派。でも、ぶらぶら街歩きするときは斜めがけも楽。どちらも「サクラカメラスリング」なら、肩にふわっとした感じのかけ心地なので、フットワークが軽くなります。今までカメラを持ってお出かけしたり旅行したりするのが苦になっていた方でも、身軽に楽しめるようになりますよ。 それに、ちょっとレンズのホコリをぬぐったり、肌寒いときは首元の保温にもなったりできるのも、布の良さ。夏の暑い時は衣料用冷却スプレーを使って首筋をひんやりさせたりも。

    私自身、「サクラカメラスリング」で助かっているのが、カメラをバッグに入れて携帯するとき。カメラバッグや特別なケースがなくても、カメラをスリングの布にクルンと包めば、ほどよいクッションにもなり、バッグの中でモノが当たってキズ付くのも防げます。そのうえ軽いので、断然おすすめです!

    撮影時になくしがちな小物、よく使うアイテム用に、ファスナーポケットや簡易ポケットを付けました

    カメラ関係の落とし物ナンバーワンがレンズキャップなのだそう。「サクラカメラスリング」は目立たない位置にファスナー付きポケットがあるので、レンズキャップやバッテリー、メモリーカード、小銭など、ちょっとしたモノを入れておけます。

    ちょうど着物のたもとみたいに、オープンだけど深さのある簡易ポケットには、クロスなどよく使うモノを。撮影中でもサッと取り出せて便利です。

    素材やパーツには特にこだわりました。布はポリエステル100%、カメラに取り付ける金具も上質な日本製です

    スリング部の素材は、発色の良さと、軽くて丈夫なこと、お手入れが楽なことからポリエステル100%を基本にしています。手軽にサッと洗えて乾きも早いイージーケアだから、首の汗や汚れを気にせず使えます。また、生地も縫製も日本のクオリティにこだわっています。 また、装着する金具は、簡単に使えて、しかもしっかり丈夫なことを、使う立場で厳しくチェックして選びました。
    カメラのストラップ取り付け部に付ける金具には、しっかり装着できて安定よく持てる日本製の2重リング。この『蔵CURA』製の真鍮2重リングは、職人さんが磨き上げてなめらかに手仕上げされたもの。四角いバックル(写真右側)で、スリングの長さ調節ができます。

    男性ファンの方に、メンズブランドHOMME(オム)も登場

    着け心地のよさがクチコミなどで広がって、最近は男性のファンも増えています。
    そこで、メンズのためのブランド「サクラカメラスリング」HOMME(オム)を作りました。
    Tシャツにもジャケットにも合わせやすい色柄のテキスタイルを選び、サイズもM(約105~115㎝)とL(約115~125㎝)をご用意しました。
    ジャケットに合わせると、視線がカメラスリングに集まるので、カメラのカモフラージュになり、海外旅行の安全対策にもおすすめです。

    取材を終えて「サクラカメラスリング」のとっておき話

    杉山さくらさんが起業を決めた背景には、写真を本格的に始める条件として「35歳になったら正規に就職する」というご主人との約束がありました。その期限、35歳の誕生日の前日に「サクラカメラスリング」のグッドデザイン賞受賞という、うれしい知らせが届いたのだそうです。大好きな写真やカメラに関わって仕事ができる。ますます頑張るさくらママを、今では、ご主人もお子さんたちも応援しているそうです。
    最後に、さくらさんからのメッセージをいただきました。

    ――「サクラカメラスリング」を通して、多くのカメラメーカーやフォトグラファーが写真の文化を未来につなげるために、力を尽くしている姿に触れてきました。私もその歯車のひとつとしてお役に立ちたいと願っています。「サクラカメラスリング」で、より多くの人が楽しい思い出を写真に残すお手伝いができれば、何よりの喜びです!(杉山さくら)

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    執筆: くらしと編集部

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