日々の暮らしになじむ琺瑯。もっと知りたい野田琺瑯のこと

日々の暮らしになじむ琺瑯。もっと知りたい野田琺瑯のこと

2019/07/10

働くママたちにとって、忙しさのピークが晩ご飯作り。そんな毎日にゆとりをくれるのが、作り置き料理や常備菜です。週末にまとめ作りを実行している、あるママは、おしゃれな野田琺瑯の白い保存容器の愛用者。それにはナルホドという理由がありました。

目次

    つくりおき料理や保存食の味方、琺瑯とは? 野田琺瑯の「ホワイトシリーズ」ができるまで

    琺瑯とはどのようにしてつくられる? 野田琺瑯の工場におじゃまして、人気のヒミツを探ってきました

    琺瑯とはどのようにしてつくられる? 野田琺瑯の工場におじゃまして、人気のヒミツを探ってきました

    ムダのない、すっきりシンプルな形と使い勝手のよさ。
    清潔感があって、何より凛と潔い野田琺瑯のホワイトシリーズは、ママたちも憧れる人気の品。

    でも、琺瑯って一体何? どんな素材でつくられているの? 

    と疑問を抱くママも多いのでは? かく言う私もその一人。
    今回、栃木県栃木市にある「野田琺瑯」の工場におじゃまして、琺瑯の製造工程を見学させていただきました。

    野田琺瑯が愛され続けてきたのには、ちゃんとワケがありました

    工場がある最寄りの駅まで迎えに来てくださった、専務の野田さん。
    のどかな街並みを抜け、早速工場へと向かいます。
    野田琺瑯は昭和9年創業の老舗。
    しかしその道のりは、決して順風満帆ではなかったそう。
    大量生産可能なプラスチックや丈夫なステンレス製品、さらに外国製の安価な琺瑯製品に取って代わられていった時代がありました。
    それは日本の琺瑯製品が、製作に手間ひまを必要としたことも原因の一つでした。

    野田琺瑯が愛され続けてきたのには、ちゃんとワケがありました

    そこで野田琺瑯は「自分たちができること」に力を注ぎました。

    「当時、家庭で使われる琺瑯と言えば、やかんや鍋がほとんどでしたが、そこにこだわらず、少量でも多品種生産という地道なものづくりの姿勢を貫いてきました。それは今も変わりません。」

    と野田さんは語ります。 ホワイトシリーズも、その時に培ったノウハウを元に、忙しい主婦の台所仕事を少しでも簡素化できないかと生まれたものでした。

    鋼板を絞り、ガラス釉薬の焼成。琺瑯は職人の手仕事から生まれます

    「琺瑯の製造はとにかく手がかかるんですよ」

    と野田さん。
    琺瑯は鉄製の鋼板をプレス機で絞り(成型すること)、ガラス質の釉薬をかけて焼いたもの。
    強いけれどサビやすい鉄と、美しいけれどこわれやすいガラスを結合させ両者の弱点を補い合った素材です。
    職人さんたちの作業場を案内してもらうと、野田琺瑯には、若手からこの道10数年のベテランまで、およそ60名ほどの社員さんが働いています。
    真剣に作業に取り組む姿に「いいものを変わらずつくる」という野田琺瑯のブレない姿勢が伝わってくるようでした。

    鋼板を絞り、ガラス釉薬の焼成。琺瑯は職人の手仕事から生まれます

    琺瑯製品には専用につくられた鋼板を使用。
    プレス機で何工程も「絞って」、さらに形づくったものをきれいに整えていきます。
    ガラス釉薬を均一にのせるためには手の抜けない大事な工程です。

    「ホワイトシリーズは指が痛くならずに手に引っかかりやすいよう、さらに四方を1mm内側にカールさせているんですよ」

    この1mmが職人の技術のたまものなのだそう。

    こちらは鍋のフタ。取っ手など細かなデザインのパーツは、研磨石と一緒に振動する機械に入れて、つるんとなめらかな手ざわりに仕上げます。

    ガラス釉薬の付きをよくするため、大きなバスケットに入れて油や汚れをきれいに洗い落とします。

    琺瑯釉薬は珪石などを原料としてガラス(フリット)をつくり、粘土などを混ぜてつくられます。
    鋼板とガラス釉薬を密着させるために、職人さんがグランドコート(下釉薬)を施します。
    いわば、メイクの下地。

    「下地をきちんとしておかないと、できあがりに差が出てしまいます」

    ガラス釉薬を施すと金具に吊り下げて乾燥させ、焼成炉へ。

    焼き上がったものに、カバーコート(上釉薬)をかけます。ここでも、やっとこが大活躍。
    ガラス釉薬を施したら、何と遠心力で振り払うことで均一になります。むだのない動きに思わず釘づけ。
    全ての技術を身につけるには、少なくても10年ほどかかるそう。

    乾燥させたら、野田琺瑯のロゴを一つ一つ底面に手作業で押していきます。
    これが野田琺瑯でつくられた証となります。

      工場内をめぐらせながら再び乾燥させ、850℃の焼成炉でさらに焼成。
      徐熱・徐冷の工程を含めおおよそ20~30分。
      炉から出てくると、ツヤのある美しいガラス質に焼き上がります。

        製造工程が終わったら、最後に入念な検品作業。
        ここでも人の目と手でしっかり確かめ、梱包されています。

        使う人のことを一番に考えた、野田琺瑯のシンプルでブレないものづくり

        清楚な乳白色の美しさがきわ立つ、野田琺瑯のホワイトシリーズ。
        保存食やつくりおきのおかず、下ごしらえを済ませた食材などを入れ、冷蔵庫や冷凍庫にきっちり納まります。
        また直接コンロの火やオーブンにかけられるのも魅力です。
        さまざまな使い方ができる白い容器は、色や柄にあふれていた台所のなかにあって、シンプルで使いやすい道具として重宝されています。

        使う人のことを一番に考えた、野田琺瑯のシンプルでブレないものづくり

        「手はかかりますが、職人がきちんと手をかけた琺瑯には雰囲気があるんです」

        と野田さん。
        野田琺瑯が時代の波にのまれそうになっても「納得できないものはつくらない」と地道にコツコツとものづくりを続けてきたからこそ、
        野田さんが言う雰囲気が保たれているのでしょう。

          「今の時代、気に入ったものを長く使い続けたいという人が増えているように感じます。うれしいですね」

          シンプルで機能的、だからこそ飽きのこない琺瑯が特に若い人たちを惹きつけてやまないのかもしれません。

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          執筆: くらしと編集部

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