
食べ方によって差がでる?栄養成分を無駄にしない!納豆の正しい食べ方
2018/08/17
2019/07/03
いまや食卓には欠かせない納豆。そんな納豆にも正しい食べ方、間違った食べ方があります。納豆を正しく理解して栄養効果を高めてみませんか?さらに美味しく食べるアレンジ方法もご紹介します。
目次
絶品!国産大豆納豆特集 意外と知らない納豆の正しい食べ方

栄養価を損なわない食べ方や、ちょい足しアレンジレシピをご紹介します。
納豆の消費動向や栄養について

全国納豆協同組合連合会(納豆連)の推計によると2016年の市場規模は、前年比16%増の2140億円と過去最高を記録しました(日本農業新聞調べ)。健康ブームに加え、国産大豆を使用した高価格帯商品の売れ行きの良さが、市場の成長を後押ししているようです。
そんな大豆健康食の代表格とも言える納豆ですが、食べ方によって納豆の栄養価を損なってしまう場合があるので今回はそちらをご紹介します。
意外と知られていない、納豆の正しい食べ方

今や日本の健康食の代表と言っても過言ではない納豆。
2016年に国産大豆を使用した高価格帯商品の売れ行きが好調だった理由としては、「健康」「安全」といった消費者の志向が影響しているようです。
納豆の栄養価に加え、手間ひまかけて作られた高級納豆に今、注目が集まっています。
ちなみに食品成分表で国産、アメリカ産、中国産、ブラジル産の大豆の栄養価を比べてみると、国産大豆は最もタンパク質が多く、脂質が少ないことが分かりました。
この結果からも、国産大豆は外国産大豆と比べてヘルシーということが言えます。
納豆の栄養をより効果的に食べる!ちょい足しアレンジ

納豆には、美肌、整腸作用、高血圧予防、免疫力アップなどたくさんの健康効果があると言われています。
しかし、食べ方によっては、その大事な栄養成分が損なわれてしまうこともあります。
せっかくの納豆の栄養成分を無駄にしないためにも、納豆の正しい食べ方を知っておきましょう。
アツアツご飯で食べない
血液サラサラ効果などで知られるナットウキナーゼは、熱に弱い性質があります。そのため熱いご飯にのせて食べると、成分が壊れる可能性があります。他にも、栄養素の代謝などに関わるビタミンB群も熱に弱いため、アツアツご飯は禁物。これらの成分をしっかり摂りたい場合は、少し冷ましたご飯で食べると良いでしょう
卵を加えるなら卵黄だけ
納豆と卵の組み合わせは定番ですが、実は卵の卵白に含まれるアビジンという成分は納豆に含まれるビオチンと結合して吸収を阻害してしまいます。そのため、納豆に卵をトッピングするときは、卵黄だけにすると良いでしょう。
朝食ではなく夕食に食べよう
ナットウキナーゼは血液をサラサラにする血栓融解効果があり、その効果は食後10~12時間と言われています。そのため、朝食の定番と思いがちの納豆ですが、夕食にも取り入れてみてはいかがでしょうか?
より多く栄養成分を摂取したいならひきわり納豆
納豆は発酵によって大豆の栄養価を引き出します。大豆を砕いて作られるひきわり納豆は、砕いていない粒納豆よりも表面積が大きくなるため納豆菌による分解が進み、栄養価がより高まります。
例えばビタミンKなら1.6倍、パントテン酸なら1.2倍など、より高い栄養素を摂取したいなら、ひきわり納豆がおすすめです。
食べ過ぎに注意
納豆には尿酸値を上げる原因となるプリン体が多く含まれているため、痛風のリスクが高くなります。いくら納豆がおいしくて健康に良いと言っても、食べ過ぎには注意しましょう。1日1パック程度が理想と言われています。
納豆のNGな食べ方がある一方、栄養価を補ったり高めたりする食べ方もあります。
せっかく食べるなら、さらにおいしく効果的に食べてみてはいかがでしょうか?
納豆にちょい足しするだけでOK!
効率的に納豆の栄養を体に取り入れる食べ方として、キムチ納豆サラダのレシピをご紹介します。

材料(2人分)
納豆…100g(2パック分)
※今回は栄養価の高いひきわり納豆を使いました。
白菜キムチ…50g
リーフレタス…1/4株程度
ミニトマト…4個
小ねぎ…適量
ごま油、酢、醤油…各小さじ1

1.レタスは手で食べやすくちぎる。ミニトマトはヘタを除いて半分に切る。ごま油、酢、醤油を混ぜ合わせ、ドレッシングを作る。
2.納豆とキムチを混ぜる。
3.お皿にレタスとミニトマトを盛り、2の納豆キムチをのせ、1のドレッシングをかけ、小ねぎを散らして完成。
伊達藩 政宗納豆セット

サラダなら納豆に不足するビタミンCなどの栄養素も一緒に摂れます。
キムチも納豆と同じ発酵食品なので、一緒に食べることで相乗効果が生まれ腸内環境を整えてくれます。
また、ねぎ類に含まれる硫化アリルは、納豆に含まれるビタミンB1の吸収を上げてくれるので、ねぎとの相性は味だけでなく、栄養価も相性の良い組み合わせです。
いつもの納豆にちょい足しするだけで栄養成分が高まるので、ぜひご家庭で試してみてはいかがでしょう。
少し珍しい保存納豆などの高級納豆3種を食べ比べできるセットです。

「伊達藩古式納豆 政宗公」は、ひきわり納豆を米麹で漬け込み再発酵熟成させた珍しい納豆です。ひきわり納豆と米麹の食感がおいしく、そのままでもおいしいおつまみになり、ご飯のおともとしてだけでなく、色々な料理に使えそうな点も魅力です。

「伊達藩永太郎納豆」は、粒一つ一つが立派で、柔らかすぎないので豆の食感が楽しめます。粘りも十分にあり、大豆の質の良さが伝わってきます。

「伊達藩 エコ政宗納豆」は永太郎納豆よりややライトな味わいですが、同じく大豆の食感、おいしさはしっかりと味わえます。有機醤油を使用しているという付属のたれもおいしいです。
秋田県産の大豆100%に白神納豆菌を使用した手作りのひきわり納豆です。
機械ではなく手作業で経木に詰める昔ながらの製法で作られた納豆は、豊かな風味とまろやかな味わいで、本物の納豆の味が感じられます。

ひきわりの粒は大きめでしっかりとした大豆の食感も味わえて、噛むたびにその旨みの濃さが感じられます。納豆と納豆を包む経木の香りがとてもよく、他では味わえない魅力がたっぷり詰まっています。
色々な納豆の食べ比べが楽しいセットです。

「海洋ミネラル納豆ミニ2」は、深海から抽出したミネラル成分を配合とのことで、少し甘みを感じるような香りと、柔らかくまろやかな口当たりが魅力です。

ゴージャスな金箔入りの「菊水ゴールド納豆」は、見た目にも華やかで特別感があり、おめでたい日にもおすすめです。

「黒豊」は、納豆用に開発されたという小粒の黒大豆を使っていて、普通の納豆より少し歯ごたえがあります。噛むたびに黒豆の風味と旨み、甘みが味わえます。

「ひたちの納豆」は、紙容器のパッケージも見た目にかわいらしく、ふっくらとした納豆は素材のそのままの味わいが魅力です。
まとめ
おいしいだけでなく栄養価が高い納豆は、毎日の食卓に欠かせない食品です。
お取り寄せならではの国産大豆の納豆は、普段食べられないような珍しい納豆や、思わず「絶品!」と言いたくなるようなおいしい納豆もあり、さまざまな納豆を楽しむことができます。
毎日食べられる方はもちろん、たまにしか食べないという方も、きっと満足できるはずです。
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