【特集Vol.2】新しいライフスタイルを垣間見る見本市「MAISON&OBJET」

【特集Vol.2】新しいライフスタイルを垣間見る見本市「MAISON&OBJET」

2019/12/13

毎年2回、1月と9月にパリで開催されている「MAISON&OBJET(メゾン・エ・オブジェ)」。デザインやライフスタイルの分野で注目される数々のメーカーやブランドが出展しており、最新のトレンドに触れることのできる見本市です。今回、くらしとチームも各メーカーやブランド担当者の方と交流の機会を作るため、また、これから国内でもトレンドになるかもしれない新しいアイデアを探すため、9月の見本市に参加してきました。既にくらしとで取り扱っているアイテムだけでなく、新しいライフスタイルの在り方も垣間見ることができたので、その模様をご紹介します。さらに会場で出会ったメーカーの中から、日本での販売につなげたいと考えているアイテムもご紹介します。

目次

    国際的な見本市「MAISON&OBJET(メゾン・エ・オブジェ)」って?

    家にまつわるあらゆるものが揃う出会いの場

    家にまつわるあらゆるものが揃う出会いの場

    「MAISON&OBJET(メゾン・エ・オブジェ)」とは、フランス語で「家とあらゆるもの」という意味を指します。その名前の通り、見本市では3,000ものメーカーやブランドが出展しており、その分野は、家具や照明に建材、キッチン用品からステーショナリーまで幅広く、ありとあらゆるアイテムに出会うことができます。現在では、世界各国から75,000人以上の方が新しい発見とビジネスの機会を求めて来場されています。

    ライフスタイルの新しいカタチとなり得る特徴的なテーマを毎回提案

    ライフスタイルの新しいカタチとなり得る特徴的なテーマを毎回提案

    MAISON&OBJET(メゾン・エ・オブジェ)の特徴的な取り組みのひとつに、毎回開催される度に業界のトレンドを切り出したテーマを提案していることが挙げられます。その9月展のテーマは「WORK!」。日本でも働き方改革が話題にのぼることが増えた昨今ですが、柔軟な働き方を取り入れる企業やビジネスワーカーのトレンドは、働く環境を職場から自宅に移したり、また、自宅のように寛ぎを感じられる空間を職場に演出することで、従来の働く環境のイメージを一新する事例も出てきており、9月展ではそのトレンドを反映したアイテムの提案に力が注がれていました。

    2019年9月展で印象的だったこと

    パリ市内の百貨店やコンランショップでも展開されていた注目のアイテム

    パリ市内の百貨店やコンランショップでも展開されていた注目のアイテム

    会場内でも多くのブースで展開されていた気になるアイテムが、屋内用の水耕栽培キットです。去年のMAISON&OBJET(メゾン・エ・オブジェ)ではあまり見かけることはなかったのですが、今年はパリ市内の百貨店やコンランショップでも紹介されており、インテリアとしてのデザイン性はもちろん、お子様の「食育」にもつながるアイテムが受け入れられつつあるようです。

    くらしとでもお薦めしている北欧雑貨の作り手

    くらしとでもお薦めしている北欧雑貨の作り手

    日本でも安定した人気を誇る北欧雑貨。飽きのこないデザイン性やぬくもりを感じさせるアイテムはどれも魅力的。今回の「MAISON&OBJET(メゾン・エ・オブジェ)」では、くらしとでも取り扱いをしている「FLENSTED mobiles(フレンステッドモビール)」や「aveva(アベバ)」といった北欧雑貨を手掛ける作り手の皆さんにお会いすることができました。

    スウェーデンで創設されたブランド「aveva(アベバ)」。

    フェルトを使ったフラワーベース。

    国内メーカーが仕掛ける新たなスタイル提案

    国内メーカーが仕掛ける新たなスタイル提案

    日本の食卓でもお馴染みの「タイガー魔法瓶」。炊飯器やホットプレート、ステンレスマグなど幅広いアイテム展開で人気のメーカーさんですが、新たにヨーロッパにおける新たなスタイル提案として、日本未発売の新製品「Maho Nabé」を紹介しておられました。魔法瓶の持つ機能性を活かしたようなお鍋ですが、そのデザイン性はとても繊細。優しいカラーリングが食卓の彩りも、料理の質も高めてくれるアイテムです。

    食卓にそのまま並べられるデザインと優しいカラーリング。

    賑わいを見せるブース。

    興味津々に話を聞く来場者の皆さん。

    ポルトガルデザインとの出会い

    伝統性を併せ持つ、優れた手仕事の国

    伝統性を併せ持つ、優れた手仕事の国

    くらしとチームが「MAISON&OBJET(メゾン・エ・オブジェ)」に参加するのは今回で2度目ですが、共通して印象的だったのがポルトガルのアイテム。国内でもカトラリーブランドの「Cutipol(クチポール)」が人気ですが、それだけでなく、19世紀から続く「Bordallo Pinheiro(ボルダロ・ピニェイロ)」をはじめ、陶器の分野でも優れたアイテムが揃っています。

    ポルトガルの食卓に映える土のぬくもり

    ポルトガルの食卓に映える土のぬくもり

    今回最後にお伝えしたいアイテムが、同じくポルトガルの良質な土で作られている「MARIA(マリア)」の食器。テラコッタらしいぷっくりした手触りと見た目は、食卓を華やかな印象に変えてくれます。今回、くらしとチームもこのポルトガルのデザインを日本の食卓に取り揃えたく、現在仕入の交渉を進めています。今後ご紹介できるまで、もう少しお待ちいただけると嬉しいです。

    「MARIA(マリア)」のブースで出迎えてくれたアナさん。日本でたくさんの方に知ってもらえるように協力して何ができるのか、楽しいアイデアをたくさんいただきました。

    「MAISON&OBJET(メゾン・エ・オブジェ)」で得られること

    「MAISON&OBJET(メゾン・エ・オブジェ)」はフランスだけでなく、世界各国でトレンドとなっているテーマやデザイン、また、それを取り入れたときの新たな「暮らしかた」をいち早く手に入れられる、そんな場所だと考えています。私たちくらしとチームも、ここで得られたアイデアをご覧いただいている皆様にお届けできるよう、今後も情報発信をしていきたいと考えています。

    「MAISON&OBJET(メゾン・エ・オブジェ)」で得られること

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    執筆: くらしと編集部

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