
「見せる収納」を取り入れたキッチンがおしゃれ!コーディネートのコツと実例
2019/08/08
2019/08/08
オープンな収納スペースにアイテムを並べる「見せる収納」は、成功すればとてもおしゃれ。しかし、統一感が出ずにゴチャゴチャしてしまう失敗例も少なくありません。そこで今回は、キッチンの見せる収納を素敵に見せるコツと、お悩みの解決方法をご紹介します。見せる収納を取り入れたおしゃれなキッチンの事例もご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
キッチンの「見せる収納」をおしゃれで使いやすくする5つのコツ

見せるキッチン収納は、見た目と実用性を兼ね備えているのが理想。おしゃれで使いやすい収納にするためのコツを、5つご紹介します。
見せるアイテムを絞る
見せる収納を取り入れるための第一歩は、見えるところに置くものと、見えないところにしまうものを決めること。見えるところに置きたいアイテムは、次のようなものです。
・並べておくとおしゃれなデザインのもの
・使用頻度が高めなもの
・しまい込むと取り出しにくい大きさ、形状のもの
見せるアイテムを絞り込んで、ごちゃごちゃとたくさん並べすぎないようにしましょう。
デザインやテイストをそろえて見せる
同じメーカー、シリーズの食器や道具を同じ棚にまとめたり、テーマを決めてアイテムのカラーやデザインのテイスト、素材を合わせたりすると、全体に統一感が生まれます。
使用頻度や動線に合わせて置く場所を考える
キッチン内の動線やアイテムの使用頻度を考慮すると、使い勝手のいい収納になります。調味料や包丁類は調理スペースの近くに、鍋やレードル類はコンロの近くに置けば、使いたいときにすぐ手に取ることができますね。
また、手が届く高さには普段使いの食器など、よく使うものを置き、ストック品などのあまり使わないものを高い場所にまとめると、より作業効率が上がります。
かごやキャニスターを活用する
こまごまとしたアイテムをまとめたり、調味料を収納したりするのに役立つのが、かごやキャニスター(ビン)などの収納容器。並べておいてもおしゃれなデザインのものを選びましょう。同じ形状、形の容器を複数用意して並べると、すっきりと美しい見た目になります。
アイテムのテイストがそろわないときにも、収納容器が役立ちます。色や形がバラバラな食器や道具類は、容器にまとめてしまうことで、調和がとれた印象になるでしょう。
実用品以外のインテリア雑貨もコーディネートしてみる
収納スペースに余裕があるときは、キッチンとテイストを合わせたインテリア雑貨などを一緒に並べてみるのもおすすめ。実用性の良さに遊び心も加わって、インテリアの一部としてより楽しめる収納になります。
見せるキッチン収納を紹介!お手本にしたい事例5選

ここからは、見せる収納を上手に取り入れた、魅力的なキッチンの事例をご紹介します。どの事例にも真似したくなるアイデアが詰まっているので、お手本にしてくださいね。
木の温もりが感じられるナチュラルなキッチン

引用: www.instagram.com(@ruru_house)
木製の飾り棚に陶器や木で作られたアイテムを並べた、木や土の温かみを感じられる収納。木製のカットボードなど、棚周りに配置したアイテムのテイストもそろえて、全体をナチュラルな印象にまとめました。
よく使う小物は、フックに吊るしてすぐに手が届く高さへ。吊るすテクニックを取り入れることで、限られた空間を上手に活用することができます。
お気に入りのカップをギャラリーのように並べて

引用: www.instagram.com(@moomin_kitchen127)
壁に取り付けた収納棚の一段に、コーヒーカップをズラリと並べるアイデア。お気に入りの品を並べた、ギャラリーのような一角になっています。上段に並んだキャニスターや置き物も、青い壁に映えておしゃれですね。
コーヒーミルやコーヒーマシンも近くに配置しているので、あちこち動かずにコーヒーを淹れる一連の作業が可能に。動線も考えた使いやすいコーディネートです。
ホワイトとグリーンの組み合わせが爽やかなコーディネート

引用: www.instagram.com(@yayoi_hori)
全体を白いアイテムとクリアなガラス製品中心にまとめたコーディネート。棚下に並んだキッチン家電も白でそろえて、スペース全体に統一感を持たせています。ところどころに配置された植物のグリーンが、爽やかな印象を与えてくれます。
同じ形のカップを重ねたり、カゴやビン、収納バッグを活用したりと、工夫が満載。数多いキッチン用具をすっきりと収納しています。
洗練されたデザインのキッチン家電なら見せてもおしゃれ!

引用: www.instagram.com(@meals.and.days)
棚の高さにピタリと収まるカゴを活用して、食器や家電、クロスなどが整然と置かれた収納棚。アイテムごとにまとめているため、整理整頓がしやすそうです。
ぱっと目につくのは、ブルーノのホットプレート。大きなキッチン家電も、見せる収納なら取り出しやすくて便利。かつ、目立つことなくなじんでいます。デザイン性が高い家電製品なら、見せて収納してもおしゃれにインテリアに溶け込むでしょう。
にぎやかで楽しい見せる食器棚

引用: www.instagram.com(@maple723)
おしゃれなデザインの食器がずらりと並んだ、オープンタイプのカップボード。同じ形の食器は重ね、形や大きさごとに分けて並べれば、さまざまな色や形の食器もまとまりを持たせて収納することが可能です。
壁にはフックやスパイス棚を取り付けて、棚周りのスペースも、しっかり活用しています。絵本もディスプレイして、まるで雑貨屋さんのようなにぎやかさになりました。
見せるキッチン収納のよくある悩みと解決のポイント

最後に、見せるキッチン収納を取り入れたときに陥りやすい悩み事と、解決方法をご紹介します。見せる収納を実践したいと考えている方は、チェックして対策に役立ててくださいね。
まとまりなく乱雑に見えてしまう
見せる収納の悩みで多いのは「全体がまとまらずごちゃついてしまう」というもの。統一感を持たせるために、次のようなことを心がけましょう。
・置きすぎない
物をたくさん置きすぎると、雑多な印象になりがちです。アイテムの数を抑えて、すっきりと清潔感のある収納を心がけてください。
・テイストを合わせる
並べたアイテムのテイストがバラバラだと、まとまりなく見える原因になります。キッチン全体のテーマを決めて、アイテムのデザインやカラーをそろえるのがおすすめです。
・隙間を均一に並べる
物と物との間の余白がバラバラだと、適当に並べているように見えがち。隙間は均一にし、必要なものを手に取りやすい距離を保ちましょう。
ホコリをかぶってしまうのが気になる
見せる収納だと、完全にホコリを避けることは困難です。ホコリは一度天井際まで巻き上がってからゆっくりと落ちてくるため、もっともホコリがたまりやすいのは、棚の上の方。よく使うものは低い位置に置き、高い場所には収納ボックスなどを配置しましょう。
また、食器類はふせてカバーをかけることで、衛生的に収納することが可能。北欧テキスタイルなどおしゃれな色柄の布を使えば、デザイン性も高まります。
油汚れ(黄ばみ、ベタつき)が気になる
キッチン周りは、油の付着による黄ばみやベタつきが発生しやすい空間です。油汚れを防ぐために、調理時はこまめに換気扇をつけて、換気をすることを心がけてください。
まとめ
・キッチンの見せる収納を成功させるコツは、アイテムを絞り、使い勝手を考えて配置すること
・アイテムのデザインやテイストを合わせて配置するとまとまりを出せる
・インテリアと親和性が高い家電製品なら見せて収納してもおしゃれ
・カバーや換気扇を活用したホコリ・油対策は必須
調和の取れた「見せる収納」は、キッチンをとてもおしゃれにしてくれます。実例を参考に、お気に入りのアイテムを上手に配置した、素敵な見せる収納を目指してくださいね。
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