リピート必至! 小さな漁師町が発信する「宮崎海の幸 特製パスタソースセット 」

リピート必至! 小さな漁師町が発信する「宮崎海の幸 特製パスタソースセット 」

2018/10/31

求める人があとを絶たない、宮崎県最北端の小さな漁師町で作られたパスタソース「宮崎海の幸 特製パスタソースセット 3本入り」。地元で獲れる新鮮な素材をベースに作られるソースについてのこだわり・製品への思いを、味わいとともにご紹介します。

この記事のまとめ

    今は「食べたい」と思ったときに、すぐに食べられるパスタソース。スーパーやコンビニで手軽に買えて、お値段も手ごろなうえ、おいしい。そんな中、宮崎県最北端の小さな漁師町で作られたパスタソースを求める人があとを絶ちません。

    地元で獲れる新鮮な素材をベースに作られるソース。そのおいしさの理由を探るべく、宮崎県延岡市北浦町の「あじ屋」を訪ねました。

    メーカーの“こだわり”

    大人になって気づいた、地元の魚のすばらしさ

    「あじ屋」が店を構えるのは宮崎県延岡市北浦町。そこに古くからある港町・宮野浦で水産加工品の製造・販売を行う「いそ田」の2代目が、今回お話をうかがった磯田勇樹さんです。

    「北浦では、いろんな海の幸が獲れますし養殖も盛んですが、とくにアジやサバといった青魚においては全国有数の水揚げを誇ります。ここに暮らす人は漁師や水産加工など、海にまつわる仕事に携わる人がほとんど。子どもの遊び場は海で、僕も夏休みは朝から晩まで海で泳いでいましたね。毎日食卓にのぼるのは魚ばかり。『肉がいいなぁ』って思いながらイヤイヤ食べてました(笑)」

    そんな磯田さんが地元の魚に目を向けたのは、大阪で料理の仕事に就いていたとき。

    「和食店でも、北浦の魚のような高いレベルのものには、なかなか出会えなかったんです。そこでやっと、毎日あたりまえに食べていた北浦でとれた魚のすばらしさを知りました」

    自分たちが食べたいものを作りたい

    「その後、ご家族の事情で地元に戻った磯田さんは、お母様が営んでいた水産加工品の製造・販売の仕事を手伝います。昔ながらの干物、佃煮、練り物を作る日々を送り、2代目として商売の糸口を模索していたときに「もう少し違う切り口で、自分たちが食べたいと思うものを作りたい」と考えたそうです。奥様の由紀さんと話し合って、「あじ屋」を立ち上げたのは、2012年のこと。

    「まず、自分と同世代の人たちに向けて何か新しいものを作りたいと思いました。加工品の代表である練り物をアレンジして、さばのメンチカツを作ったらとても好評だったんです。地元でも、子どもの魚離れが進んでいますが、『うちの子どもはここのメンチカツなら食べるのよ』という声を聞くと、うれしいですね」

    はじめは店頭販売だけでしたが、口コミで評判が広まり、現在はメンチカツをはじめごはんのお供にぴったりな佃煮などもオンラインショップでも販売。今では全国の販売店にも卸すほど人気に。

    さらに磯田さんが着手したのが、今やあじ屋の代名詞でもある「アンチョビソース」作りでした。

    アンチョビソースは魚の鮮度が命

    「それまで、アンチョビソースは買うものだと思っていました。でも原材料が“カタクチイワシ”であることを知り、『あれ? 北浦でいっぱい獲れるアレだよな』って(笑)。メザシとして食べるぐらいしかなかったカタクチイワシを売り出すチャンスだと思いました」

    本やネットで作り方を調べて作ってみたところ、なんと試作品から、かなりおいしいものができてしまったそうです。

    「アンチョビソースは、簡単に言うと材料に塩を入れて熟成させるだけ。作り方がシンプルだからこそ、魚の鮮度が命なんです。ここでもあらためて、地元の魚のすごさを思い知らされました。使う塩の種類や塩分濃度を確かめるために試作は重ねましたが、夜から明け方にかけて漁をして、朝4時5時に港に戻ったばかりの魚を買って仕込めば、誰が作ってもおいしくなります(笑)」

    入れる材料にも、磯田さん流のこだわりが。アンチョビソースの原材料を見てみると「玉ねぎ、サラダ油、オリーブオイル、白だし、アンチョビ、ニンニク」との表記。他のソースも同様に、誰もがわかる材料しか入っていません。

    「これ、何のために入っているんだろうっていう、よくわからないものは入れたくない。それだけは、頑なに貫きたいんです。家庭にある材料で、でも家庭では出せない、ワンランク上の味を作りたいと思っています」

    あじ屋で販売している加工品は、小さな工場でたった3名で手作りされています。お店には学校帰りの子どもたちも訪れ、「イワシ1本と、ふぐ1本」とおこづかいでアツアツの揚げ物をおやつ代わりに買っていくそうです。

    「この小さな町には、小学校と中学校しかありません。子どもたちがいつか外に出て故郷を振り返ったときに『学校帰りにあじ屋に寄ったな、地元の魚はおいしかったよな』と思い出してほしいですし、僕のアンチョビソースを贈り物や結婚式の引き出物に胸を張って使ってもらえるように、これからもがんばって作っていきたいですね」


    そんな「あじ屋」の「宮崎海の幸 特製パスタソースセット」は、アンチョビソース、からすみソース、漁師町のトマトソースの3種類が詰め合わせになっています。

    「あじ屋」のブランドロゴは、当時小学校1年生だった磯田さんのお嬢さんが、まだ経験したことのない書道でしたためた文字だそうです。1年生だと、まだ「屋」の字も習っていないはず。それなのに、とても味のある素敵なロゴです。

    ラベルデザインは、ビジネスパートナーでもある磯田さんのご友人が手がけたそう。「都会の洗練されたスタイリッシュさに張り合わず、田舎から発信しているというあたたかさを大切にしたかった」と磯田さん。


    はじめにいただいたのは、パスタソース作りのきっかけとなった「アンチョビソース」。ゆでた1人前のパスタに瓶の3分の1を和えていただきます。磯田さんは「九州なので、味つけは少し甘めかも」と言っていましたが、たしかにほんのりと感じられる甘みが。その正体はじっくり煮詰めた玉ねぎとのこと。
    うまみがたっぷりなので、ハーブやチーズにも負けないはず。続いて、2杯目は(食べすぎ? だっておいしいんだもん!)ペンネにあえて、チーズとイタリアンパセリをトッピング。アンチョビと玉ねぎのうまみがあいます!ブラックペッパーを効かせてもオススメ!

    ちなみに、磯田さんの周辺では、中華麺にこのアンチョビソースを絡めて食べたり、アンチョビソースを塗った餃子の皮で、キャベツやベーコン、チーズなどをはさみ焼く“お焼き風”にしてお酒のつまみにしたりするそうです。


    次は、トマトソース。こちらは先ほどのアンチョビソースとは対照的に、ピリ辛のアラビアータ風(ボトルには“カレースパイスパウダー”と表記されているので、唐辛子は使っていないようです)。パスタにしっかりからんで、美味。 カレーやスープを作ったとき「何か物足りない」と感じたら、このソースを少し入れれば味が引き締まりそう。揚げ焼きした夏野菜をこのソースと混ぜて“ラタトゥイユ風”にするのもおいしいですよ、と磯田さん。そのままでも、アレンジしてもいける万能ソースとして冷蔵庫に常備しておきたい!

    3つ目は「からすみソース」。
    からすみといえば、ボラという魚の卵巣を手間ひまをかけて加工した高級珍味。北浦ではボラも水揚げされるのだそうです。ちまたで見かける“からすみパスタ”は、からすみパウダーを振りかけてあるだけ、もしくは薄~くスライスしたからすみがうやうやしく2~3枚のっている程度。しかし、このからすみソースは1人前のパスタに瓶の3分の1を和えて食べるという贅沢さ。

    惜しげもなくたっぷり和えてみると……。からすみのザクザクした食感がしっかりとあって、パスタというより、火入れしたからすみを食べているという感じ。塩気とうまみのバランスが絶妙です。味わいに変化をつけたければ、磯田さん推奨の“レモンパスタ”に。
    キュッと絞ったレモンがあう! これが自宅で食べられるなんて最高! もう外でからすみパスタを注文する必要はありません。


    宮崎県の小さな港町から発信されるパスタソースには、地元で獲れる魚への敬意と、おいしいものを届けたいと願う作り手の強い思いが凝縮していました。磯田さん、ごちそうさまでした。

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    執筆: くらしと編集部

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