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わが町よいとこ一度はおいで!ご当地マンガ特集

旅行ガイドとはひと味違うマニアックなご当地ネタが満載の「ご当地マンガ」が、大きな注目を集めています。物語の舞台をファンが訪れ楽しむ「聖地巡礼」ブームの勢いも、全国各地で留まるところを知りません。今回ご紹介するのは、題材となった土地への熱い愛とトリビアに満ちたオススメのご当地マンガ8作品。いずれも手応えアリのストーリーをじっくり味わった後には、実際に現地を訪れ作品世界に浸りたくなること間違いなしです!

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青森は「めじゃ」=美味しい。北国の絶品が目白押し!

青森
ポイント

東京から青森の新聞社に入社し、グルメ記事を担当することになった都飯美。地元出身の津軽先輩の指導のもと数々の青森ご当地食に挑戦しては、その美味しさに目覚めてゆくことに。
小柄でキュートな津軽先輩の津軽弁は本気で解読不能レベルのガチ度を誇りますが、戸惑う飯美のリアクションを見ればバッチリストーリーを把握できますのでご安心を! 個性の強い青森出身の同僚たちのご当地愛&人情溢れる熱心な青森トリビア紹介と、県外出身の飯美のどこかトボけた掛け合いにほっこりできます。有名な観光地に限ることなくさまざまな地域の魅力がリアルに描かれているので、通好みの旅が好きな方にもオススメ。
飯美のノリノリな食レポにまんまと釣られて、今すぐ青森に飛んで行きた~い!

 

熱い記事こそ岩手の魂。地元密着型記者が走る!

岩手
ポイント

本社から離れた県南の支局へ突然異動となり、戸惑う若手新聞記者・坂東さきる。やがて地元のローカル話題を体当たりで取材し感じたことを活きた記事にする仕事に、大きなやりがいを見出すように。ぶっきらぼうでスボラな支局長の小田原、支局に居候する日本マニアの妙なドイツ人イヴァンに頭を抱えつつも、広大な岩手県を元気に駆け巡ります。
作者の飛鳥先生は岩手県内陸部在住。作中の県内グルメや名産品、名所旧跡の情報はさきる同様の取材の積み重ねから描きあげられたものだそうです。ストーリーの合間に挟まるご当地情報満載コラムも濃密すぎる! 岩手に大きな爪痕を残した東日本大震災についても、真摯に真正面から描かれています。
その後のさきるの奮闘を描いた続編「ゴーガイ! 岩手チャグチャグ新聞社 明日へ」も必見。

 
 

大都会じゃないけれど、みんながいるから。好きです埼玉。

埼玉
ポイント

仲良し女子高生トリオの白鳥小鳩・姫宮アグリ・東上みなとが、埼玉県行田市でのんびり暮らす日常を描いた作品。
華やかな東京に憧れる一方で自虐しつつも埼玉が大好きな小鳩と、直球で冷静な県民ツッコミを入れる神社の娘・アグリ。おっとりとしたみなとは東京から越してきたばかりのためか、初めて知る埼玉情報のどれもに興味津々です。3人が住む行田市を中心に県内に実在する景色やお店が次々と登場するので、読んでいるだけで埼玉通になれるうえ、地元の仲良い友達とダベっているような懐かしい気分も味わえます。都会風のオシャレなスイーツ店に尻込み戸惑う小鳩が愛らしくもいじらしく、「怖くないよ!」とつい励ましてあげたくなっちゃうかも。

 

天下分け目の戦い再び!? 滋賀の誇りをかけいざ出陣!

滋賀
ポイント

関ヶ原の戦いで散った戦国武将・石田三成が何故か現代に蘇り、滋賀県知事の特別秘書に就任! あらゆるトラブルをご当地ネタで強引に処理する智将ぶりを発揮する傍らで、滋賀の繁栄の障壁となる好敵手・京都の討伐を目指すことに。
野望に燃える三成が暴走するたびにとばっちりを食う気の毒な友人・大谷吉継をはじめ、タイムスリップした歴史上の人物が続々登場。周囲の他府県を巻き込んだ「関西あるあるネタ」大軍勢の前には、抱腹絶倒の討ち死に間違いなし!? 「本当に琵琶湖の水を止めたらどうなるか」の答えが解明される(かもしれない)、読み応えたっぷりの巻末番外編も見逃せません。
三成が熱くプレゼンしてくれる滋賀の知られざる強さを、是非とも体感してみてください!

 

いにしえの奈良でも意識は高く。古代シンプルライフを満喫!

奈良
ポイント

超ミニマリストなサラリーマン・山上が、1300年の時を超えて「あをによし」奈良の都に出現! 不便でアナログな古代の生活も、余計なモノに溢れた現代社会に疲れた彼にとっては贅沢の極み。ゆる~く時が流れる平城京のはずれに住む下級役人・小野老の小さな家に居候しながら、念願のミニマルでオーガニックな暮らしが始まります。
タイムスリップにも動じず断捨離ライフをマイペースに続ける山上と、出世と贅沢に未練アリアリな老の凸凹コンビはやがて、愉快にギャグアレンジされた歴史上の人物たちと出会うことに。
平城宮跡を始めとした多くの史跡や名所は現在も同じ場所で大切に保存されているため、スマホの電子書籍コミックス片手に山上と同じ気分で訪ねることができるのも、古都・奈良ならではの嬉しいところです。

 

初めて住むのにすっかり故郷。広島で友達が出来ました!

広島
ポイント

転勤好きの父に振り回される人生にキレた母が定住を決めたのは、広島だった――。
安住の地となった広島に早く馴染もうと、戸惑いながらも頑張る引っ込み思案の女子高生・キミ。資料に付箋を貼って広島知識の暗記に勤しむ彼女に、この土地で生まれ育ったクラスメイトの秋中紅は「習うより慣れろ」だと呆れ顔。広島ならではのお好み焼き屋や宮島観光にキミを連れ回し、持ち前の明るい県民気質で「広島さん」の魅力を教えてくれます。
可愛い絵柄の4コマの隅から隅まで、広島愛がみっしり詰まりまくった大満足の一冊! 「広島を好きになって」とキミを迎え入れながら時には「よそ者気分でいるな!」と背中を叩いてくれる、広島っ子の友人たちとの優しい絆に心が温まります。

 

傷ついた少女を受け止めたのは、徳島の優しさだった。

徳島
ポイント

母からネグレクト虐待を受けつつも、バイトで手に入れたロリータ服をまとい貴族の淑女のように振る舞う孤独な少女・竹宮アン。東京を飛び出し優しい祖母の暮らす徳島を目指したものの手がかりの葉書をなくし、途方に暮れることに。神社で巫女を勤めるアキに出会ったことから、緑豊かな徳島での新生活が始まります。
やさしくアンを労るアキのもとで穏やかに過ごしながら周囲の人たちとも関わるようになり、次第に癒やされていく繊細な少女の心。そのかたわらに、第一次世界大戦下の徳島における史実に基づいた過去の物語が大きな見どころとして編み込まれています。
過去から現在につながる謎に体当たりでぶつかりながら、可憐に、そしてたくましく成長していくアンに幸あれ!

 

恐怖の「墓多」デスロードを、社畜スキルで駆け抜けろ!

福岡
ポイント

武辣苦(ブラック)商事のサラリーマン・図画コーサクが東京からはるばる飛ばされた「墓多」の地。それは我々の知る福岡県の某都市にあらず。木々にはたわわに手榴弾が実り殺人的な威力のタイフーンが渦巻く、ここは噂の修羅の国――! 
博た…もとい、墓多支社第四営業部への配属直後から襲いかかる危機を、社畜人生で培われた生存能力で次々と切り抜けていくコーサク。ギリギリアウトな気がする危険なご当地ネタ&パロディと不条理ギャグが、怒涛のように押し寄せる問題作です。コーサクが一大歓楽街・亡巣(なかす)で強制的に味わうことになる墓多グルメの破壊力の前には、どんなに強固な腹筋も耐えられる気がしません。
もちろん現実の博多の街に手榴弾は実っていないハズですが、だんだん自信が無くなって来た……かも!?

 
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